‘粉’にかけるこだわり
コフレドールは、 行きついたのはファンデーションの土台となり、 ここでは
ブランドのアイデンティティともいえる
ファンデーションの価値を見つめ直しました。
品質の差を決定づける‘粉’そのもの。
‘粉’技術を軸に、ちょっぴりマニアックで、
そしてとっておきの‘粉’知識をご紹介いたします。
ツヤの正体、
キレイに反射させる土台 =化粧膜の状態が重要!
依然として人気のツヤ肌メイク。コフレドールの研究員は、ツヤが肌に与えるメリットは 「ナチュラルな立体感」や「自然な色めき」による肌の美しさであると考えています。そもそもツヤとは、肌に光が当たり反射して返ってくる光、いわゆる「反射光」です。自然なツヤ肌メイクにおいて最も重要なのは、この反射光がキレイに反射する土台、すなわちファンデーションを塗布してできる「化粧膜」の状態です。
【図①】に3種の化粧膜があります。
【図②】のレーザーで見る反射光状態を合わせて見ると、(左)油分を多くした化粧膜は一方向への非常に強い反射光により、テカりに見えるのに対して、(右)微細な凹凸を持たせた化粧膜では、乱反射する弱い反射光でマットに見えます。
一方で、(中)凹凸のない均一な化粧膜では、一方向への優しい反射光により、自然なツヤ感に見えます。
このようにツヤの見え方は、化粧膜の状態により大きく左右されます。自然なツヤ肌メイクにおいて、何より重要なのは、化粧膜なのです。
自然なツヤ肌を
叶える化粧膜とは、 「均一で凹凸のない 化粧膜」
コフレドールの研究員は、パウダーでもリクイドでも「均一で凹凸のない化粧膜」こそが優しい反射光を生み出し、自然で美しいツヤ肌を叶えると考えています。この化粧膜を実現するには、肌に元々ある凹凸を埋めてカバーする必要があります。そのために必須の要素となるのが、カバー素材や顔料である‘粉’。しかし‘粉’は凝集しやすい性質を持っているため、‘粉’の扱い方を誤るとかえって肌の凹凸が目立ちやすくなり、自然なツヤ肌づくりに大きな影響を与えます。さらにパウダーやリクイドといったファンデーションのタイプに応じて‘粉’の扱い方も違うため、自然なツヤ肌を叶える「均⼀で凹凸のない化粧膜」へのアプローチには、それぞれ粉職人である研究員たちの強いこだわりが現れます。
自然なツヤ肌を叶える、
驚きの粉職人技とは?
パウダーファンデーション・リクイドファンデーションに搭載された、それぞれのツヤ仕上がりを叶える粉職人技について詳しくみていきます。
パウダーでツヤを出すのは難しい!!
肌の上で「粉が寝る」状態を作り出し、パウダーならではのフォギーなツヤを叶える!
原料のほとんどをマットな粉体が占めるパウダーファンデーションでは、そもそもツヤを出すのが難しいというのが定説です。加えて、ニーズの高いカバー力を実現するために必須のカバー素材も白くて不透明であるため、パウダー開発には常にツヤとカバーをトレードオフしなければならないという難しさが伴います。また、乾燥などによりキメが乱れているとパウダーが肌に均一に密着しにくく、カバー素材も凝集してしまうため、不均一でマットな化粧膜になりがちです。ツヤ肌を表現するのが元来難しいパウダー開発において、自然なツヤを生み出す「均一で凹凸のない化粧膜」を実現するため、粉職人が常に目指しているのが肌の上で「粉が寝る」状態。パウダーの粉職人技であるコーティング技術により、肌なじみのよい成分やカバー素材を粉自体に均一にコーティングすることで、まるで一方向に撫でられ毛がピタっと寝て滑らかな光沢感が出ているベルベットのように粉が寝て、均一な化粧膜を生み出し、自然なツヤ肌と高いカバー力を両立しています。
油を増やしてもギラつくだけ!!油と粉の凝集しやすい異質の組み合わせから、
「粉がほぐれる」状態を見つけ出し、リクイドならではのつるんとしたツヤ肌に導く!
‘粉’が大部分を占めるパウダーとは違い、水と油そして‘粉’で構成されるリクイドは、油の量を調整することでツヤ感をプラスします。しかし、単に油の量を増やしただけではテカりやギラつきの要因となり、自然なツヤ肌は実現しません。パウダーとは違い‘粉’と油という異質の存在を掛け合わせることこそが、リクイド開発において非常に難しい点となります。その中で、リクイドの粉職人が常に目指しているのは「粉がほぐれている」状態を作り出すこと。異質の相性の良し悪しや組み合わせのパターンは無数で、粉がほぐれるベストバランスを見つけるのは困難を極めますが、緻密な粉職人技により、「粉がほぐれた」状態を作り出し、自然なツヤ肌に導く「均一で凹凸のない化粧膜」が実現します。